ノクセラーTT-P (TT)
Nocceler TT-P (TT)
加硫促進剤|チウラム系
- 化学名
-
テトラメチルチウラムジスルフィド
Tetramethylthiuram disulfide
- 略号(ISO)
- TMTD
- CAS登録番号
- 137-26-8
- 既存化学物質名簿番号
- (2)1820
- EINECS既存物質番号
- 2052862
- TSCA登録状況
- 登録済
- PRTR第1種指定化学物質(No.268)
- 包装単位:
- 20kg紙袋
ノクセラーTT-P (TT)の一般性状
外観 | 白色ペレット状 (TTは粉状) |
---|---|
融点 | 140℃以上 |
灰分 | 0.3%以下 |
加熱減量 | 0.3%以下 |
ふるい残分 | 0.0%以下(150μm) 0.5%以下(75μm) (ふるい残分はTT-Pについては除く) |
比重 | 1.40 |
ノクセラーTT-P (TT)の特徴・用法
NR・IR・BR・SBR・NBR・IIR・EPDM用。
超加硫促進剤の中では最も利用度の高いものの一つである。硫黄加硫の加硫促進剤としての単独使用はほとんどなく、二次加硫促進剤とする場合が多い。すなわち、DM-P、CZ-G、MSA-Gのような遅効性加硫促進剤とか、D、DT、Hのような塩基性加硫促進剤の活性化のための併用である。あらゆる製品に用いられ、特に、熱空気加硫の際のset‐up助勢とか、低温加硫製品によい。
加硫剤としての性能があり、いわゆる無硫黄加硫ができる(3~4phr)。この場合は、特に耐熱性、耐老化性のよい加硫物が得られる。この使い方の用途には、電線電纜類、高級耐熱製品などがある。
CRではリターダーとして作用する。また、硫黄変性のCRではペプタイザーともなる。
(TTは粉状品)。